DVD 日活 2007/04/27 ¥3,990
弟の大学の学費のために盗みに入った邸宅で、誤って女性を殺してしまった剛志。千葉の刑務所に服役中の彼の唯一の支えが弟の直貴から来る手紙。しかし、兄が受刑者というだけで、差別され、仕事も転々とし、恋人にもふられ、夢さえ打ち砕かれてきた直貴。兄を思いながらも、その存在の大きさ、罪の大きさに彼は押しつぶされそうになる。そ…

この映画と「さよならクロ」には共通点がある。

それは「ズルイ」とこだ。

何が「ズルイ」かと言うとズバリ挿入歌。

かかるタイミングと選曲が何とも「ズルイ」のだ。

「さよならクロ」はチューリップの名曲「青春の影」。
「手紙」は小田和正の「言葉にできない」。

共にラスト付近で流れるのだが、こんなところでこの選曲はズルイ。
泣かせるための選曲というのがひしひしと伝わってくる。
映画自体でちょっとウルウル来てるとこにこれでもかの駄目押し。

泣いてしまうのだが、純粋に泣けない。
「こんなとこでそんなん流れたら泣くに決まってるじゃん」
と、製作に文句を言ってしまいたくなる。

泣かせるための演出とわかっていながら泣いてしまった自分が恥ずかしくもあり、製作側に負けた気分にさせられる。

確かにその場面でその選曲はアリだし、効果的なのは認めるが、私にとっては過剰演出である。もっと素直に泣かせて欲しいw

コメント